パソコンのスペックってどのくらいが平均的?

パソコンのスペックといえば、プロセッサの動作クロック数やメモリーの規格、搭載容量、ハードディスクの規格、搭載容量などの数値が当てはまります。

プロセッサの場合、現在のパソコンの標準的な動作クロック数は3GHz前後。3GHzを超えるプロセッサはあるものの、価格が高額なため、性能と費用を考慮すると、3GHz超のプロセッサを搭載するパソコンはそれほど市場に出回っていません。2GHz帯の動作クロック数となるプロセッサを搭載するパソコンが「平均的」かもしれません。

その一方で、コア数は徐々に増えています。デュアル(2)コア、クアッド(4)コアと増え、今では8コア、16コアを搭載するプロセッサが登場しています。最近はスマートフォンに搭載するプロセッサでさえクアッドコアが見られます。パソコンの場合、平均的なコア数は4コアから8コアといえるでしょうが、すぐに10コアを超えるのではないでしょうか。

ハードディスクはSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)への移行が進んでいます。SSDはハードディスクに比べて、ファイルを読んだり書いたりするスピードが速いのが特徴です。しかし搭載する容量はそれほど大きくなく、数百GBが「平均」かもしれません。ハードディスクの場合、1TBや2TBモデルが「平均」なので、その差は大きく開いています。スピードを優先するか、ファイルを保存できる容量を優先するかによって、どちらを選択するのかは異なりますが、最近はSSDとハードディスクの両方を搭載して、ファイルの種類によって保存先を切り替える使い方も目立っています。

プロセッサの処理速度を引き上げるコアとは

パソコンの基幹パーツであるプロセッサ(CPU)。性能は以前と比べものにならないほど向上しており、最近のモデルでは動作クロック数が3GHz超えは当たり前。一般的な用途なら、何不自由なくパソコンを使うことができます。

また最近のモデルは「コア」を複数搭載しています。プロセッサは基本的に、要求される処理を1つずつこなしていきます。性能がいいモデルになると、この処理速度が速くなり、1つの処理を高速にこなせるようになります。しかし処理するのはあくまで1つずつで、いくら軽い処理でも複数を同時にこなすことはできないのです。

これに対しコアを搭載するプロセッサなら、複数の処理を同時にこなすようになります。例えば4つのコアを搭載するプロセッサならば、4つの処理を同時にこなします。プロセッサが処理するもののほとんどは、1つ1つが軽いものばかり。1つずつ処理していくよりも複数を同時にこなしていった方が当然処理速度は速くなるのです。

最近はパソコンに留まらず、スマートフォンに搭載するプロセッサも複数のコアを搭載するようになっています。プロセッサは現在、「多コア」へと進化していっているのです。

ただし、いくらコアを複数搭載していたとしても、すべての処理が速くなるわけではないのです。コアをすべて使い切るかどうかはアプリケーションに依存します。例えば8個のコアを搭載しているパソコンだとしても、コアによる処理に対応しないアプリケーションを使えば、いくら多くのコアを搭載しようとも、その恩恵を活かせません。動画編集、画像編集などの重い処理を要するソフトの中には、こうしたコアに対応していないものがあります。

自作パソコンをやるなら知人のアドバイスを

初めて自作パソコンを組み立てる人は、トラブルが頭をついよぎってしまうのではないでしょうか。「もしトラブルが発生したら誰に聞けばいい?」「もし起動しなかったら誰を頼ればいい?」と思っているのではないでしょうか。新しいパソコンを検討している時に、BTOメーカー比較をしてもあまり良いデスクトップが見つからなくて自作に手を出そうとする人は意外と多いようです。

自作パソコンを組み立てるなら、できれば自作パソコンについて聞ける知人がいるのが好ましいでしょう。周りを探してもいない、と思っていても、実はよくよく見回すと、1人くらいはパソコンについて詳しい人がいるのではないでしょうか。そんな知人を1人は抑えておきたいものです。

「何を相談したらいいのか分からない」と決めつけず、まずは「どんなパソコンを作りたいのか」をイメージし、それをどう進めていけばいいのかからでも聞いてみるといいでしょう。例えばテレビ視聴可能なパソコンを作りたい、と思っているなら、それを具現化するために必要なPCパーツは何か、その際にパソコン本体のスペックはどのくらいの性能を求めるのか、価格は相場としていくらくらいになるのかなどの情報を得られるはず。これだけでもPCパーツを購入する際のミスを大幅に減らせるはずです。全体のバランスの悪い自作パソコン、相場を無視した自作パソコンになるのが防げるでしょう。

もし知人に自作パソコンのパーツ構成から組み立てまでを頼む場合、どんなパソコンを作りたいのかをきちんとイメージしておくことも大切です。「何でもいい」では魅力に欠ける自作パソコンになってしまいます。どこにフォーカスするのか、どのパーツに費用を掛けるのかなどを明確にすることで、自作パソコンの個性も際立つのです。